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2010年04月16日
作詞:畑亜貴、作編曲:エレガ! 『星空へ架かる橋』OP曲レポ――ボーカル・のみこさんと畑さんのインタビューをお届け
過日、都内某スタジオにて
PCソフトブランド・fengの最新作、
『星空へ架かる橋』のOP曲収録が行われました。
歌のタイトルは、ゲームと同名の「星空へ架かる橋」。
作詞は畑亜貴さん、作曲&編曲はElements Garden、
そしてボーカル・のみこさんという豪華な布陣で
制作されたこの曲の収録レポートをお届けしましょう。
『星空へ架かる橋』は、原画を涼香先生、なちゅらるとん先生、
鶴崎貴大先生が担当。サブ原画に有河サトル先生、
ミニキャラ原画に澤野明先生と、豪華な制作陣も魅力です。
美しい自然に囲まれた田舎暮らしは、突然のキスからスタートする……!?
そんな筋立てで進む、この春期待の1作となっています。
なお、キャラクターを演じる声優さんたちの声は
「バイノーラル録音」という技術で収録。feng公式サイトで
サンプルというか“その威力”を紹介していますので、
ぜひ一度聞いてみましょう!
この技術で……「耳元に囁いてくる甘いボイス」なんてのを……
再生された日には……! 想像しただけで脳内が桃色に染まりますね。
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■上様はかく語りき
期待の1作だけに、発売日も気になるところ。
とはいえ、この時期にOP曲収録とか一体どういうことなの!?
取材当日、上様を問い詰めた際には次のようなやりとりがありました。
――上様の方からキスしてくれたことないじゃないっ!!
上様(feng代表)「懐かしいですね……その問い詰め……」
――にしてもこの時期にOP曲収録とは。普通に聞いたら「え、発売は3カ月後だっけ」と思うところですが。
上様「いえ、実はOP曲の収録って、一度は終わっていたんです」
――と、おっしゃいますと?
上様「作品を作り込んでゆくに従い、既に収録した曲は“エンディングの方が合ってる”という感触が膨らんできまして」
――ほう。
上様「改めて、『星空へ架かる橋』の世界にバッチリ合った曲を収録したいと強く思うようになったのです」
とのことでした。しかしその後、4月13日(火)には
残念な感じのお知らせが掲載される事態に……。
上様を再び問い詰めようとしましたが、
フッツーに落ち込んでいたのでスルー。
凹んでる上様を切々と記述しても仕方ないので、
収録レポにまいりたいと思います。
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■収録レポいってみよー
気を取り直しまして、
収録現場のレポートなぞお伝えしてまいります。
OP曲のタイトルは、ゲーム名と同じ「星空へ架かる橋」。
作詞:畑亜貴さん
作曲:上松範康氏(Elements Garden)
編曲:藤間仁氏(Elements Garden)
ボーカル:のみこさん
という、そうそうたるメンバー。上様も
「夢のドリーム布陣」(本人の発言ママ)と
満足そうな様子でした。それでは、
ボーカル担当・のみこさんと、
作詞を手がけた畑亜貴さんの
コメントを紹介していきましょう。
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■のみこさんは背骨が伸びました!!
――ではまず、のみこさんにうかがいます。唄い終わられての感想はいかがでしょうか。
のみこさん「背筋が伸びました!」
一同「……???」
のみこさん「え? あれ? あ、背骨が伸びました!!」
(一同爆笑)
のみこさん「いえ、あの、違うんです。前向きな気持ちになりました、というかですね!? 私は曲をいただくと、「役」みたいな感じで入って唄うんです。今回の曲は、とても前向きで背筋が伸びる歌詞だったんですので、“乗り移る”とか“重ねる”気持ちで、自分も前向きでピンと背筋が伸びる感覚になりました。唄い終わって、清々しい気分です」
――歌詞で印象に残っているフレーズはありますか?
のみこさん「歌詞の中に“わたしは誓いました”っていう部分があって、“前を向いてまっすぐに、強い思いや決意を表す言葉だな”と感じたんです。私もそこに気持ちを乗せて唄いました」
――続いて、曲からのイメージはいかがでしょう。
のみこさん「疾走感がある曲だな、って思っています。あと、私はこれまで電子的な曲が多かったので、バイオリンの音色なども入っている今回の曲は新鮮な気持ちで唄わせてもらいました。曲と歌詞がリンクしている部分もありましたし、枠としての曲に入り込みやすかったですね」
――この曲を唄うにあたって、気をつけたところは?
のみこさん「役、でしょうか? 私は舞台をやってたこともありまして、その影響か歌詞や曲を“台本”みたい捉えて、入っていくという感覚があるんです。歌詞からは“恋をして、強がっているけど、気持ちを言葉にすることで踏み出す”という流れを感じましたが……私自身、恋をあんまりしないというかですね(笑)。あんまり恋愛経験がないので、数少ない引き出しを想像で補うのが大変でした。これまでに触れた物語を思い出してみたりとか、“ゲームに登場するヒロインでいうと、誰の気持ちでしょうか”と上様に聞いてみたりしつつ、収録に臨みました」
――『星空へ架かる橋』のヒロインでいうと、誰の気持ちでしょうか?
上様「OP曲ですから複数のエッセンスが入っていますし、そこはプレイしたユーザーさんの思い浮かべたキャラということで」
――玉虫色め……。
上様「のみこさんは恋愛経験が少ないとおっしゃいましたが、それが逆にピュアさというかですね、純粋さを醸し出してくれたのではないかと。そのへんの雰囲気、うまく乗っけていただいて、入り込んでいただいたなと思っています」
のみこさん「ポジティブ! 綺麗にまとめていただいて! それがいいです!!」
(一同笑)
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■のみこさんは石橋を叩き壊すらしい
――この流れで上様にもうかがいます。ボーカルを、のみこさんにお願いしようと思ったのは?
上様「のみこさんの歌はこれまでにも聴かせてもらってたんですが、とても綺麗な声をされている方だなぁと。その中に“ややミステリアスでオリエンタル、独特な透明感のある曲”がありまして、聴いた時に“星空をイメージするにあたってスッポリ入りそうだな”と思ったんです。これはぜひ、お願いしたいなと!」
――そんな話が来て、のみこさんはどう思いましたか。
のみこさん「ビックリしました、まずとにかくビックリしました! いろいろ唄わせていただいてるんですけれど、電波系が多かったかなと自分では思っていまして。今回、シリアスだったりポップだったり、切ない気持ちを唄わせていただく機会を与えてもらえて嬉しかったです。でも、まずビックリしました(笑)」
――『星空へ架かる橋』という、タイトルに関してのイメージは。
のみこさん「私はですね……石橋を叩いて叩いて、叩き壊して“ほーら割れたじゃない”っていうタイプなんですけど……」
(一同笑)
のみこさん「これじゃ、橋に対するイメージですね(笑)。タイトルもですが、田舎ものというストーリーの方に食いついちゃって」
――ほうほう。
のみこさん「私も田舎娘なものですから。徳島出身なんですけれど、自分の故郷に思いをはせたり、徳島にも取材に来てくれないかなとか思いながら……(笑)」
上様「あー、この曲の“橋”が、今まさに都会と徳島を繋ぐ“橋”になったわけですね!」
――うまいこと言った気分になってるでしょ。
上様「あれぇーっ!?」
――ご本人についてもお聞かせください。のみこさん、休日は何をして過ごします?
のみこさん「何もしないを、してます」
(一同爆笑)
のみこさん「のんびりするのが好きなんです(笑)。でも最近は、それがよくないなと思って! 割とお外に出て、人と話をしてコミュニケーション能力を高める勉強をしています……何を言ってるんだろう、ごめんなさいごめんなさい」
(一同ほっこり)
のみこさん「表現者にあるまじきなんですけれど、私は言葉があんまり上手じゃないんです。でも言葉が上手じゃないから、それを表現するために唄っているというのがありまして。物語の台本だったり、歌詞だったり、曲だったりが、自分の気持ちを重ねて表現できるツールなんですね。それを“もっと広げたいな、懐を広げたいな”と思っていて、コミュニケーション能力を高めたいなと」
――わかりました。それでは、読者にメッセージをお願いします。
のみこさん「ゲームと一緒に、曲や歌も楽しんでいただければと思います。私の想いとかも込めました!」
――ありがとうございました!
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▲収録ブースにて、のみこさん。
なごやかな雰囲気の中で、
OP曲「星空へ架かる橋」が
紡がれてゆきました。
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■畑さんの纏っている何かが変わった
――では続いて、作詞の畑亜貴さんにもコメントをお願いしたく。上様、仕切ってください。
上様「ははははいっ、畑さん、なんか、あの、こちらです。はい、来ていただいて、あの、すいません、じゃあ、はい、じゃあごめんなさい、すいません」(発言そのまま)
――こんなにテンパる上様は久々に見た気がします。
畑さん「どうもー」
上様「feng代表の上様と申します!! 『あかね色』のころから大変お世話になっております、素敵な歌詞を書いていただいて……」
――なんでいきなり挨拶してるんですか(笑)。
A川氏(サウンドプロデュース)「あれ? 上様、畑さんと会うのは初めてだっけ?」
上様「はい、もう、カチンコチンでございます」
A川氏「あら、カチンコチン。夜のほうも?」
畑さん「……」
上様「はいっ、えーあの、『星空』ということでですね。萌王さーん!! 助けてー!!」
――面白いので、上様しばらくそのまま仕切ってください。
上様「ひっ……ひぃっ……! えー、ゲームの資料を見てですね、イメージというかですね、部分?」
――何言ってるか全然分からない(笑)。ああもう、どうして畑さんにお願いしようと思ったんですか?
上様「前作にあたる『あかね色』でもいい歌詞を書いていただきましたので、今回もお願いできたらなと……。キャラクターのイメージなどをキーワード的に抽出し、畑さんにお送りしたら本当に綺麗な歌詞にしていただきまして」
――答える側に回ると強いですね(笑)。
上様「畑さんの書かれる言葉1つ1つが綺麗で、耳にも残るし、今回も素敵な歌詞を書いていただいたなぁと思っております」
――畑さんは今回、どのようなお考えで作詞なさったのでしょう。
畑さん「うーん、そうですねぇ」
その瞬間。
畑さんの佇まいが変わりました。それまでにこやかに
やり取りを見ていた畑さんですが、話題が歌詞に及ぶや!
まるで何かのスイッチが入ったかように、
畑さんの纏っている「雰囲気」や
「空気」とでもいうべきものの質が変わったのです。
畑さん「シンプルかつ簡単な言葉で、それでも女の子の可愛さみたいなものが出るのがいいな、って」
――は、はい!
畑さん「変わった言葉や、突飛な表現をしなくても、それでも歌の個性って出せると思うんです。特に流れの綺麗な作品では、歌詞に普遍性があった方が逆に映えてくるんじゃないかな、とも。それは(自分と)遊んでくれる人や、関わってくれる人の普遍的な言葉だから、自分の思いを重ねやすいんじゃないでしょうか」
上様「……」(感服している模様)
畑さん「もちろん提案していくような歌詞の時もあるんですけれども、この『星空』の場合はちょっと提案を引っ込めて。聴く人みんなで、それぞれいろいろなものを重ねてみてくださいという。だから、のみこちゃんも唄う時に思いとかを乗せられたのかなと思うし。そんな歌を、例えば人様の前で唄う時……みんなが聴く時にね、唄う方も聴く方も、自分たちの1つの思い出みたいなものが一緒に絡められたらいいなと。そしたら、美しいかなって」
一同あぜんであります。畑さんの発する言葉の重みに、
聞き入るよりほか、ありませんでした。
畑さん「今回のゲームは、タイトルがとても希望に溢れたものになっていたので、歌も一緒のタイトルにしたいなって感じたんです。違うタイトルでシンクロさせることもありますが、今回の『星空へ架かる橋』は、なんかこの、ズバリで行きたいと思って。いいタイトルですよね」
上様「ありがとうございます! なんかもう、その、汲んでいただけて……」
A川氏「すごい……畑さんがマトモなこと言ってる……」
畑さん「ちょっと! 酷いわね、仕事するときは真面目なんだから」 ※ツン畑さんです
A川氏「ありえない……」
畑さん「ばかにしてんのか!!」 ※プンスコ畑さんです
――何しろゲームのタイトルがロマンチックですよね。
畑さん「そうですね、それだけにタイトルを大事にしたいと感じました」
上様「自分の中のロマンチックなところを、精一杯頑張って……」
A川氏「ロマンチックをカチンコチンに。」
上様「ウップス!」
畑さん「……」
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■Bメロにヌォーって言葉
――畑さんにとって、作詞、歌詞とは。
畑さん「歌詞って詩じゃないから、“唄った時に一番ツボに刺さる”のが本当だと思うんです」
――はい。
畑さん「だから詞だけを見ていって完結するのではなく、曲もあってアレンジもあって、そして歌があって。それで作品もあるところで、みんなこう集まって、音楽ができたところに!」
――音楽ができたところに!!
畑さん「ひとつの力が宿るんじゃないかな、と思っています」
――素晴らしいコメント、ありがとうございます。えー、どんなことを考えながら作詞をなさっていますか?
畑さん「歌詞だけいいもの書こうと思っちゃいけないな、って考えています。どうやったら、こう、“唄う人が唄いやすくて、その気になれるか”と。唄う人がその気になると、聴いてる方もその気になるじゃないですか。だから、声が出やすいような言葉って、唄う子にはすごく大事だと思うんですね」
上様「そうですねぇ、のみこさんも収録の時に気持ちよく唄ってる感じでしたよ」
畑さん「のみこちゃん……(スタジオを見回す)……あ、いた(笑)。どうだったー?」
のみこさん「ははいっ(恐縮)! Bメロの、感情がこもってるあたりにですね、気持ちを代弁してもらってる気分がして」
畑さん「そうね、実はBメロって大事だよね。“サビを駆け上がる力”が溜まるのがBメロなんですよ。ここにヌォーって言葉が来ると、サビが唄いやすいんですね」
――ヌォーって言葉ですか(笑)。
A川氏「ボクも畑さんの(歌)を唄うときはBメロが……」
畑さん「唄わなくて結構です」 ※ツン畑さんです
(一同爆笑)
――いや、さすがは膨大な数の作詞をなさってる畑さんです。ありがたいお話をいただけて……。
畑さん「でも、私の考えていることや想いとかって、歌を聴く人は気になさらなくてもいいんですよ」
一同「?」
畑さん「聴いて、ただ“いいな”って感じてくれるだけで。それだけでも、自分の想いは成功してくれたのかなと思うんです」
――ありがとうございましたっ!!
上様がテンパったり、のみこさんのピュアな姿勢が垣間見えたり、
畑さんのいい話が聞けたり……。大変に意義深い取材となりました。
仕上がりが気になるOP曲「星空へ架かる橋」は本日、
公式サイトでショートVer.が公開されました。
どんな歌か興味がムクムクしてきたら、
下の画像をクリックしてくださいね。

▲OP曲「星空へ架かる橋」のショートVer.が本日公開。
シンフォニックな音色から、“上松節”が
ビシビシと伝わってきます。歌詞も掲載されていますので、
歌を聴きながら一緒に読み進めてみましょう!
PCソフト『星空へ架かる橋』
■ブランド:feng
■ジャンル:田舎転校癒し系AVG
■対応OS:Windows XP/Vista
■発売日:2010年5月28日(金)発売予定
■価格:9,240円(税込) ※18歳未満の方はご購入できません
■関連サイト
・feng ※18歳未満の方は閲覧できません
(C) 2010 feng
投稿者 電撃萌王 : 2010年04月16日 18:57
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