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2007年12月26日

北海道のメイド喫茶「プリムヴェール」、惜しまれつつ閉店。うさ社長に心中を聞く!

12月30日(日)、北海道・狸小路のメイド喫茶
「カフェ・プリムヴェール」(以下プリムヴェール)が
約5年、4年10カ月の営業を経て閉店します。理由などを、
経営者のうさ社長に聞いてみました。



「プリムヴェール」は、すすきのの狸小路・東端に位置するメイド喫茶。
本物のシェフが腕によりをかけて作った料理、
きちんといれたコーヒーに紅茶、
落ち着いた雰囲気などなど。
その「本格的」な雰囲気は多くの人を惹き付け、
業界内にもファンは多く存在します。あるゲームメーカーの代表者も、

「自分が札幌在住だったら毎日行きますよ。一時期、秋葉原に乱立した似非メイド喫茶とは違って、本物の雰囲気とかあって良かったです。あんないいメイド喫茶はなかった……残念で仕方ないですね」

とコメントしています。
お客様の評判もよく、固定客を獲得していた「プリムヴェール」は
どうして閉店することになったのか。PCソフトメーカーの代表者であり、
「プリムヴェール」経営者でもある、うさ社長にお話をうかがいました。


▲開店準備中の一幕。
メイドさんが「女の子座り」で看板をカキカキ!
萌えイベント発生だ!(?)


■3つの複合要因――その1、メニュー
――まずは、周辺の状況からお聞かせ下さい。すすきのや札幌駅前って、メイド喫茶は少ないのでしょうか?

うさ社長「あるにはあります。でも、例えば夕方から早朝までの営業時間で、お酒を出す経営形態が多いですね」

――なるほど。「ご主人さま、お酒どんどん飲んでくださいねッ☆」みたいな。困ったメイドちゃんですなそりゃ!!

うさ社長「いやあの、他店様の状況は詳しく知りませんけども。お酒などのドリンク系は、収益率が非常にいいんですよ。それに対してうちは、コーヒーと紅茶が中心で、夜半の営業も行ってないんですよね」

――お酒を出す雰囲気は、経営方針からズレますか。

うさ社長「作りたい、と思っていた雰囲気とは異なっちゃいますね……。出す出さないが、いい悪いという話ではなく」


■その2、原油高!?
――「プリムヴェール」は料理も非常にいいものを提供し、素材からこだわっています。

うさ社長「実は、素材方面が厳しいことになってまして……」

――とおっしゃいますと?

うさ社長「原油高です。あれ、効きました……」

――こんなところにまで、オイルインパクトが!

うさ社長「もう、小麦粉や食品用オイルなど、あまねく輸入品がガーンと値上がりしまして。かなり痛かったです……」


■その3、雰囲気と客層
うさ社長「閉店の理由としては他に、常連のお客様の足が遠のいたこともあります」

――原因は何でしょう。

うさ社長「うちは「メイド喫茶」がブームになる前から営業を開始し、少しずつ常連のお客様を獲得していきました。売り上げのピークは、一昨年の秋くらいから去年にかけてで訪れたんですが……その時に、マスコミさんの取材が入って、一般のお客さんも増えたんです」

――騒がしくなっちゃった?

うさ社長「一般のお客様は、一度来て「メイド喫茶ってこんな感じか、ふーん」で帰って、リピーターになることはほとんどないんですね。マスコミや一般のお客様を非難する気はありませんが、その時期から常連さまが減ったのは事実です」

――おのれ……マスコミの功罪っ……ボロ……ボロ……。

うさ社長「非難する気なんて、ないんですよ! 変な感じで書かないで下さいね!」

――では、このところ収益も……。

うさ社長「今年の11月……先月ですね。売り上げも下がり、これからも先細りが濃厚でしたので、閉店を決意しました。本業のPCソフト販売が「出すソフト出すソフト毎回10万本突破ァーッ」とかなら、もう少し続けられたかもとは思うんですが」

――ここに「ショボーン」のアスキーアートを入れたいです。

うさ社長「おっしゃってる意味がよくわかりませんけども(笑)。でも、お店を愛して下さったお客様には、本当に申し訳ないです」

――閉店にあたり、印象に残っていることや、お客様へのメッセージはありますか。

うさ社長「もともとこの「プリムヴェール」を始めたのも、本物のコーヒーや紅茶を、いい雰囲気の中で楽しんでもらいたいと思ってのことでした。僕自身オタクで、そういった層の人ってあんまり喫茶店は行かないと思うんですね。メシならマックでいいや! とか、コーヒーなら「ドトールで●時間粘ったぜ!」とか」

――ありますね。

うさ社長「そういった方々に、うちの店へ来てもらって、「コーヒーや紅茶がおいしかった」と言っていただけたのが……嬉しかったですね。ご来店、本当にありがとうございました」


とのことでした。メイド喫茶ブームの隆盛と衰退、
原油高、マスコミの攻勢……
さまざまな要因に包まれ、北に根付いた憩いの場は
その扉を閉じようとしています。

うさ社長「でも、「閉店します」ってお知らせを出したら毎日すさまじい数のお客様が来て下さいまして。うーん、この売り上げが出てたら閉めなかったんだけどなー(笑)」

綺麗に締めようと思ってるのに、
そういうこと言わないで下さい(笑)!

12月30日(日)の「プリムヴェール」完全閉店まで、残すところ数日。
このところは連日満席が続いており、開店と同時に
全部埋まってしまうこともあるとか。
また店内滞在が1時間までと限定される場合もあるので、
ご来店の際はお気をつけ下さい。

よき雰囲気と、高品質の飲み物、そして料理を提供してくれた
北のメイド喫茶「プリムヴェール」。その佇まいは、
店を愛した人たちの胸に長く息づくことでしょう。

■関連サイト
カフェ・プリムヴェール

投稿者 電撃萌王 : 2007年12月26日 23:14

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